■高校同期会、そして命を謳う夕暮れ[7/17-18] |
強烈な暑さだが、長雨のせいで水嵩の増した紫川の水面は涼しげな色をしていた。
祭りの最中、出店が並んでいる。祇園太鼓は、もう何十年もちゃんと観ていない。
暮れてゆくに従い、雲の様子から目が離せなくなっていく。
これくらいの集合写真だったら、ここで出しても怒られないかな。
頭数の見当をつけていくと、ちょうど当時の一クラス分程の集まりだ(一学年は10クラスあった)。
十代後半のたった3年間の遭遇もしくは付き合いが、四十数年後に復活・再生、それからもう4年が過ぎた。毎年の参加者は勿論固定しているわけではないが、どんなメンバーが新たに登場して来ても、懐かしさはあっても違和感が全く無いのが、やはり面白い。
70、80まで……生き延びた人間が続けていけばいい。
今日も歩いた。
アブラゼミの合唱真っ盛りの季節。これほど大声で命を謳う生き物は他にいないのではないか。
帽子といい、少々珍しい衣装の女性が歩いているな、と思っていたら、近づいてみて妊婦さんと分かる。お兄ちゃんを連れている。
お尻を左右に揺らし、きびきびと歩く姿に、気持ちの充実振りが窺えた。「産めよ殖やせよ」の国策とは無関係に──奴らは結局、戦場に送り込む要員としか見ない──、存分に命を謳歌し育んでもらいたい。
【参考:以前書いた同窓会関係記事】
*同窓会における、記憶喪失のリハビリ・レッスン/2011.6.14
*還暦同窓会──「異人」たちとの夏のひととき/2013.8.11
*小倉・紫川河畔での「還暦+1年」高校同期会/2014.6.5