■夕焼けは私を鼓舞するか?──週替わりの夕暮れ[12/25] |
えい、ままよ、今日は己が眼だけで夕暮れを味わうのみ、と気持ちを切り替える。
──いやいや、それが本来。
日没の反映としての夕焼けはさほどでもなかったが──撮れないことからむしろそうであることを願う自分の、いじましさ──、次第にその濃度を増してゆくブルーグレーの夕空の、何カ所かに薄墨で刷毛目を立てたような雲が……周囲の闇に同化してゆく。
寒くもなく、虫の声もなく、特別な興趣もないかも知れないが、ともあれ黄昏の行く末を楽しむ師走のひととき。
さて、今年もあと残り1週間の戦い──待ってろ、魑魅魍魎ども。
●折角だから(かつ密かな景気づけに)18日撮影分でお茶を濁しておきたい。