■迷路の如き筑豊の鉄道路線を乗り継ぎ香春町の出版記念講演会場へ、そして週替わりの夕暮れ[11/21・23・25・26日] |
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2023年 11月 27日
香春駅前。 挨拶する小正路氏。 詳しくは書かないが、小正路氏を含めて講師が3人、それぞれの研究成果を元にしたお話は内容があった。 前著『堺利彦と葉山嘉樹──無産政党の社会運動と文化運動』(論創社、2021年)刊行の際も、小正路氏はやはり「講演+ご自分の挨拶」という構成の記念講演会を実施されたが、こうした形の「出版記念会」は有意義だと思った。 最初から祝賀会を開いてワイワイやるのは勿論愉しいが、参会した人たちが、たとえ本はもらったり買ったりしなくても、講演をスピーチを聴いて何か一つでも “お土産” が持ち帰れる──そうしたことが大事ではないだろうか。 この日、集まった人たちも皆さん熱心だったようだ。 行き掛けの篠栗駅のホームではすぐ傍の見事な紅葉を写し損ねて悔やんだが、ここでは何とか落日に間に合った。 伊田に出て、懇親会のメイン・メニューは、これぞ北九州の味と言える鉄板ホルモン焼き。 何とも複雑な筑豊の鉄道路線、帰りは直方まで出てひたすら西へ。 ようやく帰り着いた博多駅にて、博多ー香春/田川伊田間往復の精算をした。 博多駅前ではイルミネーションに凄い人だかり。 インバウンドも相当な数だったようだ。 #
by karansha
| 2023-11-27 22:40
| 編集長日記
2023年 11月 19日
●11月18日 娘と北九州の山に行くつもりにしていたが、前日遅くまで雨風が少し強かったので、糸島の牡蠣小屋行に予定変更。 案外なことに昼前から晴れ間も見えてきたり……。 可也山遠望。 幸いほとんど並んで待つこともなく店に入れた。 牡蠣小屋は船越湾に面している。 牡蠣でお腹いっぱいになった後は、やはり紅葉を見なければと雷山観音(雷山千如寺大悲王院)に行くことに。 これはまだ寺の外。期待がふくらむ。 樹齢400年とされる境内の大カエデ。 角度を変えればこういう様子。 これでも真っ盛りには少し早かったのか……。 カップルも多かったし、インバウンドらしきも結構居た。 ずっと月が見ていた。 #
by karansha
| 2023-11-19 22:08
| 編集長日記
2023年 11月 19日
●11月14日 同じ由布岳を描いてもフォルムや彩色は本当に色々だ。 真夏の由布岳/2022/F8 中村さんは、2018年に野田修一というペンネームで『夜の鳥』という詩文集を出された。 空 いつまでも いつまでも 空を 見ていたい 夕方の空を 朝やけの雲を 灰 いつか私も 風に運ばれ 宇宙の塵となって もう地上に還ることはなくなるだろう 幾人かの人間たちの体内で 私の記憶は宿されるとしても それも 束の間の幻影でしかありえない 風に吹かれ 風に運ばれ 舞い上がる 私の灰 空の彼方で 灰は雲となり 雲は雨となって ふたたび 地上に降りそそぐことは あるだろうか 永遠に漂いつづける 微粒子の形として この私は 幻の少女 明け方の淡い色の雲が かすかな光を孕みはじめるころ 家の近くの道を散歩していると 犬を連れた少年のような少女と出会った 少女のからだは うすい灰色のほのかな影となって 今にも回りの空気の中に溶けてしまいそうにして 私の前に立っていた 少女はカゲロウのように小さく微笑んだ それは実際に微笑んだのではなくて そう見えただけかもしれない それくらい微妙だった 連れていた子犬が催促したので 少女はまた歩きだした 私は振り返って 少女の背中を見た 水色の空の光がかすかに反射した その半透明の白いブラウスを 私はしばらくのあいだ見つづけた 西の空には 細い三日月が 少女を乗せる小舟のように まだ残っていた 放 下 もう 失うものは 何もなくなった 捨てるものも なくなった 耳を澄ますと 水の音が 鳥の声が 聞こえる 透明な大気の中で 太陽は静かに昇り 新しい朝が はじまる わたしは 歌を うたおう 新しい歌を うたおう わたしが わたし自身を 捨ててしまう そのときまで 泥の中から うたいつづけよう この星の下で ぼくは生まれた この星の下で ぼくは死んでゆく 遠い昔の 出来事の ように 詩を朗読中の中村さん。 詩の朗読の間も静かに幽玄な響きが会場に “漂って” いた。 それはクリスタルボウルから発するもので、演奏者は山本香苗さん。 クリスタルボウルなるものを私は初めて見聞きしたが、水晶で作られたボウル型の楽器で、専用のバチ(マレット)で軽く叩いたり、縁を擦って “反響” を生み出すものらしい。 山本さんの優しい手つきでマレットが操られると、色や形やサイズの異なる幾つかのボウルから、まるで無限の彼方へ音の輪が幾重にも広がっていくようだ。 ボウルの傍に手を添えると、空気が揺れていて、音というものが紛れもなく振動だということが実感できる。 朗読では、その宇宙空間的な音色が中村さんの詩の世界にぴったりだった。 会場を出て、久し振りに大濠公園を覗いた。 これも宇宙の中での一瞬の光景。 #
by karansha
| 2023-11-19 14:58
| 編集長日記
2023年 11月 15日
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by karansha
| 2023-11-15 11:28
| 編集長日記
2023年 11月 12日
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by karansha
| 2023-11-12 23:02
| 編集長日記
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