【新刊紹介】 |
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New! 『博多座誕生物語 元専務が明かす舞台裏』草場 隆 著
■定価1575円/四六判/270頁/並製
■ISBN978-4-905327-03-5 C0095
全国初の公設・民営の常設劇場の設立、たった一人から始まったプロジェクトはいかにして成ったのか。歌舞伎からミュージカルまで多彩な公演を可能にし、“演劇界の奇跡”と呼ばれた松竹と東宝の提携を実現させた。元専務が博多座誕生の秘話を初めて綴る。

▼その構想は、よかトピアで産声を上げた。
時は1989年8月「アジア太平洋博覧会」の会期中。催事プロデューサーの伊藤邦輔コマ・スタジアム社長、特別顧問の永倉三郎九州電力取締役・相談役、そして会長の桑原敬一福岡市長の三氏の談笑から、博多に本格的な劇場を作る構想が産声を上げた。その時、三氏の傍らに居合わせていたのが、当時博覧会の事務局長を務めていた筆者である。のちに伊藤氏の推薦で劇場プロジェクトの専門調査員に就任。だが、最初は部屋と机があるのみ、たった一人のスタートだった――。
▼全国初、公設・民営の常設劇場
博多座は、単体では厳しいとされる劇場経営の常識を覆す、全国初の公設(福岡市が建設)・民営(株式会社博多座が運営)方式を採用する。そこに至るまでの経緯とは。
▼松竹と東宝が手を結ぶ――演劇界の奇跡
博多座の“売り”は、歌舞伎からミュージカル、歌手公演、宝塚等々の多彩なラインナップ。その実現には、大手興行5社の資本参加があった。中でも、松竹と東宝が手を結んだのは、“演劇界の奇跡”と呼ばれた。宿命のライバルは、何ゆえ握手したのか?
【著者紹介】草場 隆(くさば・たかし)
1933年生まれ。九州大学法学部卒業後、福岡市役所勤務。85年アジア太平洋博覧会事務局長。90年退職。福岡市専門調査員を経て、96年㈱博多座代表取締役専務。99年退任。2010年『「よかトピア」から始まったFUKUOKA アジア太平洋博覧会の舞台裏』(海鳥社)刊行。
New! 『フクオカ・ロード・ピクチャーズ 道のむこうの旅空へ』川上信也著
■定価1890円/A5判変型/160頁/並製
■ISBN978-4-905327-00-4 C0072
海、空、野山、街、そして路傍の一瞬ーー
風景写真家・川上信也が写し取った一枚一枚には、ただ佇むしかない。
取材範囲は県内全域、いま最も美しい“福岡の四季”をぎっしりと収めた旅写真集。
★写真家・川上信也のくじゅう写真館http://www5b.biglobe.ne.jp/~kawashin/
★「西日本新聞」4月6日付、「朝日新聞」4月12日付に紹介されました。

New! 『佐賀学 佐賀の歴史・文化・環境』佐賀大学・佐賀学創成プロジェクト編
■定価3150円/A5判/340頁/上製
■ISBN978-4-905327-01-1 C0020
「佐賀学」創成に向けた総合的研究・第一弾!
原始・古代より大陸文化をいち早く取り入れ、近代西欧文明の受容においても、我が国のみならず東アジアへの発信・展開の拠点地域であった佐賀ーー。その地域特性を歴史・文化・環境の視点から解明し、「普遍」へとつながる地域学の確立を目指す。
【目次より】
佐賀平野における弥生文化の生成・発展と東アジア
近世佐賀藩医学の先進性
佐賀藩和学覚書
他国者が見聞した幕末佐賀藩の教育
副島八十六と近代日本・佐賀アジア
水が織りなす佐賀平野の自然と文化 ほか

New! 『天地聖彩 湯布院・九重・阿蘇』高見 剛 写真集
■定価3990円/A4判横綴じ/112頁/上製
■ISBN978-4-905327-02-8 C0072
生きとし生けるものすべてに与えられた悠久・雄大な時空、そしてひそやかな命の営みーー。中九州火山地帯を舞台に、原生林に分け入り、草原に立ち、湖沼に憩いつつ撮りつづけた20年の精華
■高見乾司氏(森の空想ミュージアム/九州民俗仮面美術館館長)
空想の森美術館閉館から10年が経過した。この間,剛は湯布院とその周辺で起こる種々の現象を記録し続けながら,一方で,山野を歩き,四季折々の風景や花などを写し撮っていた。本書に収められている写真には,由布岳の原生林や九重・阿蘇など九州随一の山岳を擁する地域を歩き回った彼の,誰に気兼ねをすることもない安息の時間が記されている。それらの写真に,私は,少年期に山の村から麓の町の学校へと通う道で眺めた風景を重ねて思い出すことができる。───「山の村の記憶」より
