『フクオカ・ロード・ピクチャーズ』紹介記事 |
福岡の自然 色鮮やかに 福岡市の川上さん“旅する”写真集出版
福岡市早良区の写真家、川上信也さん(39)の写真集「フクオカ・ロード・ピクチャーズ」が出版された。ロードムービーのように、ページをめくる度に旅をしているような気分になる。昨年10月に創業した同市中央区の出版社「花乱社:の1作目として刊行された。
川上さんは愛媛県出身。福岡大学を卒業後、1997年から5年間、大分県・九重の山小屋で働いたときに本格的に写真を撮り始めた。福岡に戻ってからも風景写真を中心に撮影している。
4冊目の写真集となった「フクオカー」は旅先や仕事先で撮影した133点を収録。糸島半島の真っ青な海をはじめ、福岡の豊かな自然を色鮮やかに切り取っている。
花乱社の別府大悟編集長(58)は「川上さんの写真は詩的で温かい」と評価。川上さんは「都市でありながら自然もある福岡が大好き。写真集を眺めながら旅を楽しんでほしい」と話している。
A5判変型、160ページ、定価1890円。県内の主要書店などで販売。花乱社=092(781)7550
■「朝日新聞」2011年4月12日付
第1弾はフクオカの写真集 花乱社
昨秋に発足した福岡市の出版社、花乱社の第1弾となる写真集『フクオカ・ロード・ピクチャーズ』が、このほど刊行された。著者は福岡市在住の写真家、川上信也さん。
夕映えに沈む街、日だまりを抱えた晩秋の山道、川面の青い光の帯は都会の夜の妖しさを映し出す。郷土の豊かな表情133点を切り取って、カメラという額縁に詰め込んだ。誰もが見覚えのある身近な風景がレンズを通して再び輝き出す。
同書片手に、フクオカ再発見の旅にふらりと出てみたくなる、そんな一冊だ。1890円。
→川上信也さんの写真