■兄の時間・弟の時間 |












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2011年 05月 12日
4年近く前に写真集を手掛けさせていただいた佐賀市のI・Yさんから、高見剛氏の写真集『天地聖彩──湯布院・九重・阿蘇』(4月20日刊)についての感想をいただいた。 ──『天地聖彩』は、高見さんの二十数年に及ぶ取り組みとのことですが、高見さんならではの温かくて優しい眼差しと執念を感じます。また、乾司氏(兄)の序文には、湯布院の地で兄弟で一緒に苦労して頑張った想いや兄弟愛が感じられ、強く心を打たれました。私も男兄弟の中で育ちましたので、そのことがよく分かります。そして、そういう想いでこの写真集を読み返すと、より一層味わいが深まります。 ![]() とても嬉しい言葉をいただいた。私も最初に、高見乾司氏の序文原稿「山の村の記憶から」を受け取った際、(久しぶりではあったが)いつもながらの、諦念と情念とが静かなハーモニーを奏でる文体を確認しつつ、通奏低音のごとき “弟への想い” をしかと受け取ったことを思い出した。 兄にとって弟(たち)は、どこか切ない存在だ。彼を(幼い頃のいたずらや冒険ごっこのように)自分の生きている世界に引き込んだら引き込んだで、逆に彼を(親の愛をめぐって争い合った挙句のように)自分とは全く異なる世界に追いやったら追いやったで、いずれにしろ、手が届くようでいて届かない関係の一つの原型として、「弟」という存在がある(私にも一人だが、弟がいる)。勿論、例えば三人姉妹とかにも色々な愛憎や個別事情があるだろうけど、「長兄」という立場の人間の味わい深い文章として、高見乾司氏の序文を捉え直してみたい。 長くなるが、以下に全文を掲げる。乾司氏にも許していただけることと思う。高見乾司氏とは由布院空想の森美術館時代、10冊近くの本を一緒に作った。まだ「思い出」と言えるほど昔のことではない。 山の村の記憶から (森の空想ミュージアム/九州民俗仮面美術館 館長)
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() [湯布院町川西・蛇越展望所] [湯布院町川上・金鱗湖畔] ![]() ![]()
by karansha
| 2011-05-12 20:45
| 編集長日記
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