■石瀧豊美氏、福岡市文化賞受賞 |
「多くの自治体史の執筆・編集に関わる。福岡に本拠を置いた政治結社・玄洋社も長年研究し、2010年には『玄洋社・封印された実像』を刊行するなど、玄洋社を再評価する動きに影響を与えた」というのが受賞の理由だが、『玄洋社…』は前の会社での私が手掛け最後に出来上がった本だ。
石瀧氏とのお付き合いは、もう随分と長い。小社創業後も、メールはほぼ毎日(時として日に3本以上!)、『福岡地方史研究』の編集会議その他で月1回程度はお会いしている。小社顧問のお一人だ。
そういう次第で、今回の受賞は自分のことのように嬉しい。
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小社創業時に簡単な挨拶のしおりを作ったが、それにも(推薦の)言葉をいただいた。掲載写真とともに掲げる。

【私がまだ無鉄砲だった20代の半ば、いきなりおしかけた葦書房の面接ではねられた。その後に採用されたのが別府さんらしい。私は書く方に回り、別府さんは編集者としての道を歩んだ。別府さんと組んだ仕事は数多いが、小著『玄洋社・封印された実像』が別府さんの海鳥社での最後の仕事となった。ずいぶんムリな注文にも応えてくれた。編集者魂は折紙付きである。】
葦書房入社の経緯には少し誤解があるようだが、それはともかく、もう35年前の話だ。
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小社刊の著書は、花乱社選書2『筑前竹槍一揆研究ノート』(私の記事は「花乱社選書、2冊同時刊」)。そして現在、次作『頭山満・沈黙の昭和史』の脱稿を心待ちにしているところ。
石瀧氏のホームページとブログのアドレスを下記に。その関心の幅広さと筆力に圧倒されるはずだ。
●イシタキ人権学研究所HP
●イシタキ・ファイルHP
[この項書き掛け]