■頂き物のお菓子に驚く |

一つは、2週間前に、高校同期の同窓会(「還暦同窓会──「異人」たちとの夏のひととき」)が開かれたが、その幹事の一人・安部さんが来社、頂いたのが手作りクッキー。なんと、2種類サイズの一枚一枚に、我が社のロゴ・マークが印されている。ネットからロゴを取り込み、型作りをして施したものらしい。
彼女は北九州市八幡西区でケーキギャラリー「まり子の店」を営んでいるプロ。私が同窓会で写真関係の手伝いをしたことへのお礼とのことだが……どれほどの時間を掛けられたことだろうか。
ロゴを制作してくれたデザイン・プールの北里・田中両氏に写真を見せると、とても喜ばれた。

もう一つは、夜、幕末福岡出身の歌人・大隈言道(おおくまことみち)を研究している「ささのや会」(私は事務局)に、久し振りに谷川佳枝子さん(『野村望東尼』著者)が参加され、東京で買ってきたというお土産が「忠臣蔵 切腹最中」。御菓子司・新正堂(東京新橋)は、浅野内匠頭が「松の廊下」事件後、預けられて切腹をさせられた田村右京太夫屋敷跡地に店を構えているようだ。
6月に小社は、それこそ忠臣蔵に関わる内容の『肥後藩参百石 米良家──堀部弥兵衛の介錯人 米良市右衛門とその族譜』を出したばかりなので、しげしげと眺め入ってしまった。
包み紙には「皆様の口の端に上がればという思いを込めて、最中にたっぷりの餡を込めて切腹させてみました」と。
お菓子にも、色々な想いの込め方があるものだ。
[8/27最終]