■ワインこぼした色でなけれど[週替わりの夕暮れ:14.10.26] |
昨夕、三島由紀夫のことについて書いたのがまずかったか、その後いくらか昂奮状態にあったようだ。
公園の紅葉と淡彩な夕焼けが胸に沁みる。
いつもの西ノ堤池(福岡市城南区)。
周回しながら、これまでここで見掛けたことのない年配男性を何度か追い越す。
ふと、彼が手にしているラジオから聞き覚えのあるメロディーが。
「月夜の海に 二人の乗ったゴンドラが……」
山口百恵の「夢先案内人」だ。
(この曲は1977年4月にリリース、ちょうど私が最初の会社〔葦書房〕に入った時期だ)
スピードを落としてフルに聴きたいところだったが、先を急いだ。
月夜の海に二人の乗ったゴンドラが
波も立てずにすべってゆきます
朝の気配が東の空をほんのりと
ワインこぼした色に染めてゆく
そんな そんな夢を見ました
あなたは時々振り向き
Wink and Kiss
微笑ながらあいずに肩をすくめても
ちょっぴり眠い夜明け前です
悪のりして(まだアルコールが抜けてないか)、昨年ヴェネツィアで撮った写真も出しておこう。
→イタリアの光と影
→花乱社HP