■「朝日新聞」全国版1面に広告初出稿 |
乱暴に言えば、一般にどこかの会社が「不似合いな広告」を出そうという時、上り調子で「行け行けどんどん」の場合も勿論あるが、「行き詰まったから、広告でも」というのもこれまた結構多い。
小社が今回出稿したのは、たまたま──元日を挟んだ(各本社版で掲載日が異なる)出稿閑散期だったのと、大阪・名古屋本社版には載らないなどといった理由からだろう──経費が安かったから。それに、創業5年目に入ったことだし、ここで一度気張ってみようかと。
この「朝日三八」は、今時手書き文字で原稿を出さなければならないし(校正の方はFAXで来る)、文字サイズ(独自の規格を死守している)なども規制が多くてすこぶる面倒だが、印刷になってみるとやはりすっきりとしている。おまけに「初出稿」への配慮なのか、一番目につく右端掲載。この100×45ミリの小さな “メッセージ” が、多くの未知の読者に届くことを願うのみ。

【1/7追記】
5日昼までにメールやFAXや電話で直接6件の本の注文をもらっていたところ、夕方、東京の「地方・小出版流通センター」(取次店)から、広告に載せた本を中心に、全部で五十数冊の注文が来た。特に『栗山大膳、黒田騒動その後』は40冊。
これは、客の注文が書店に(アマゾンも)入り、それが取次店に回ったもの。まだすべて実売したというわけではないけれど、もう1、2回は追加注文が入るのではないか。
そこまでは期待していなかったけれど、この流れで行くと出費を取り戻せるかも。まだまだ捨てたものでない、「朝日三八」。
→花乱社HP