■観世音寺の参道傍に咲く花 |
帰りしな、参道脇の広い空閑地に小さな黄色い花が咲き群れていることに気づく。背丈は20〜30センチ程。少し冷たい風に撫でられ、思い思いに揺れている。
さて、何の花か(戻って調べてみたが……キンポウゲとも違うようだし)。
傍には、若葉を付け始めたメタセコイア。遠くに見えるのは、別名・竈山(かまどやま)の名の由来に思いを致させる宝満山(ほうまんざん)。
信号での用いられ方もそうだが、黄色というのは意識を軽く覚醒させる。いかにもほったらかされているふうな中での、それぞれの軽い自己主張。一時、くさくさとしていたものが晴れた気がした。


