■彼岸花と戦争法、それに週替わりの夕暮れ[9.17-19] |
今日の朝刊は、「朝日」1面の見出し「安保法 成立」ほか「西日本」もチラと見たが、いずれも私が新聞を取り始めて以降、最大の文字サイズではなかったか。「朝日」のは一文字5センチ。「昭和天皇死去」も、これほどはなかったのでは。
明日から四日間、机に向かわないので、今週撮った写真を掲げておこう。
●9月17日
事務所ビル(福岡市中央区舞鶴)より。

●9月18日
中央区大名にて。見る見るうちに青みが深まり、どこか懐かしくて切ない夕暮れ。
夢の一つのように浮かぶ雲。

●9月19日
事務所近くの長浜公園にて。彼岸花、曼珠沙華。

全草有毒な多年生の球根性植物。北海道から琉球列島まで見られるが、自生ではなく、中国から帰化したものと考えられる。経口摂取すると吐き気や下痢を起こし、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもある。鱗茎は適切に用いれば薬になり、また水に晒してアルカロイド毒を除去すれば救荒食にもなる。彼岸花の名は秋の彼岸頃から開花することに由来。別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもある。(ウィキペディアを抜粋)
適切に用いれば薬にもなるが、致死性の毒を持つ外来の種──。「安保戦争法」のことだ。それは、米国の要請(と他国議会での口約束)から始まった。それに尻尾を振って事を進めてきた者たちが売り渡したものは何なのか──これからもっともっと鮮明になっていくはずだ。この国のデモクラシーにはもう、「彼岸(死)」への道しかないのか。
だが、彼岸花については日本で最も別名が多いとかで花言葉も多彩、「諦め」、「悲しい思い出」などの他、「情熱」、(一国家としてはなお見果てぬ、と言うべき)「独立」、「また会う日を楽しみに」 というのもある。万策尽きたわけではない、これからだ。今回立ち上がった人々、特に若い人たちの中に “多年生球根” としてしっかりと宿ったもの──端的には「一人の主権者」意識──にも期待したい。

明日から二泊三日で上京。真に遅ればせだが、時間を見つけて国会議事堂前にも駆けつけたい。
[書き掛け]