■記号論的な……週替わりの夕暮れ[2/14] |
鼻孔から取り込んだ冷気が脳髄まで一気に駆け上る。
私はただの身体と化す。
![■記号論的な……週替わりの夕暮れ[2/14]_d0190217_22172838.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201602/14/17/d0190217_22172838.jpg)
何の樹だったか。
真裸の太い描線がてんでに寒天を目指す。
アブラハムの如く一つ一つが蕾を捧げて。
![■記号論的な……週替わりの夕暮れ[2/14]_d0190217_22175314.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201602/14/17/d0190217_22175314.jpg)
幾重にも空を覆う灰色の雲。
過ぎゆきては形を変え。
モノトーンの中で私はただの思念と化す。
![■記号論的な……週替わりの夕暮れ[2/14]_d0190217_22174033.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201602/14/17/d0190217_22174033.jpg)
●2月11日の夕べ
夕方まで出掛けていてウォーキングはしなかったが、ふと、赤らんだ空を見つけると穏やかではいられない。自宅近所の公園にて。
誰のための「建国記念の日」かは知らぬが、そんなものに関わりなくどんな一日であれ褒めるべきところはある。
![■記号論的な……週替わりの夕暮れ[2/14]_d0190217_084119.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201602/16/17/d0190217_084119.jpg)
[2/16最終]