■『北九州・京築・田川の城』表紙写真撮影行 |
最初に、一番距離のあるみやこ町の障子ケ岳へ。この山頂全体が障子ケ岳城跡で、ここはだいぶ以前に樹木が切り払われ、遠くからでもそれと分かる珍しい場所。ここは山中に入らず遠景のみ。

次は、小倉南区の長野城。ここの畝状竪堀群は日本一の数を誇る、
駐車場から30分程の行程。途中で足立山がくっきり。まさに我が故郷の山だ。

撮影の様子を眺める中村さん、70歳。これが慣れている、と長靴姿。当然ながら、山城研究者がまともな登山道を歩くことは少なく、樹木に掴まりながら急斜面を、ほとんど転倒することなくスルリスルリと降りる様子に感心した。

曲輪(くるわ:削平・盛土された平面空間)や畝状竪堀(うねじょうたてぼり:斜面に縦に造られた堀が竪堀で、3条以上の連続竪堀を畝状竪堀と称する)群の撮影の合間に、面白い枝振りの樹を撮る川上さん。

直径30センチを超えるサルノコシカケ。よくぞ誰も持って行かなかったものだ。

そして、言わずと知れた小倉城。ここでも二重の堀を撮った。

最後は八幡西区・花尾城。元は天正期(1573〜93年)に築かれたらしい石垣。

数をたくさん見れば、畝状竪堀も分かってくる。

山頂からは洞海湾が一望できる。

木の間越しに見えるのは皿倉山頂。

帰り道、川上さん運転の車なので、助手席から夕日を。


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