■紫陽花と筋肉と──週替わりの夕暮れ［6/5］

　２週間振りに西ノ堤池（福岡市城南区）にウォーキングに行って、まず眼に入ったのが紫陽花。だが、昨年の剪定のせいで我が家の額紫陽花が花を付けていないこともあってか、正直、今年は何だか紫陽花に虚心な気持ちを寄せることができない。

　テレビ番組で「大喜利」でもしているかのような笑い顔に見えてしまう。

　福岡も梅雨に入ったようだ。雨の合間、緑色のヴァリエーションが瑞々しい。

　どうということもない樹だが、今年も姿が整ったことを寿（ことほ）ごう。

　池を去り際に。
　走ってくるのは、如何にも野球部員という体型の彼。腰から臀部、大腿部にかけての逞しさは見蕩れてしまうほどだった（私にはトーマス・マン『魔の山』的な趣味はないので、念のため）。

　帰り道に。こんなに白い（段階の？）紫陽花があるのか。

●６月３日　
　事務所入居ビルから

　［書き掛け］