■宇宙論的な黄色い夕焼け──週替わりの夕暮れ[9/4] |
昼下がりから、しょぼしょぼとした雨。夕方のウォーキングを諦めかけた頃、急にやんだ。
家を出てすぐ、雨雲に低く押さえつけられた西空の一角、解放区の如きざわめきに気づく。SF映画ならば、エイリアンどもに反攻の狼煙を上げた地域だ。
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気が急くまま西ノ堤池に到着。日没ではなくあくまでも何かの “夜明け” のような発光、そして大気圏での雄大な反射。
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それにしても黄色みが強い夕焼けだ。油山の緑にも黄色い紗が掛かっている。
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池の東側に立つ市営住宅。一瞬、毎度夕焼けが眺められていいだろうな、と思う。だがそれは、午後はいつも強烈な西日に晒されるということだ。西向きの窓にはいつも昼下がりからカーテンが降ろされている──それが生活というもの。
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木の間から、とぐろを巻いているような金属的後光を盗み見る。
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断末魔、西方浄土への導きの灯りか……魑魅魍魎どもの宴の始まりを告げる篝火(かがりび)か……。
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すべては懐かしき闇へ還る。
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