■漁師が山に木を植える──畠山重篤講演、週替わりの夕暮れ[9/5・8・11] |
かつて「宝の海」と呼ばれ、今は瀕死の状態となった有明海。すべての生きものの「ふるさと」である海に、如何に人間の営みが深刻な影響を及ぼしているか──有明海こそはそうした日本の縮図ではないか、と問い掛け、自然ととともに生きる価値観の復元を目指そうとするのが、このシンポジウムのテーマである。
2010年10月以来毎年開かれていて、4回目までの歩みを踏まえ、2014年7月、小社にて『森里海連環による有明海再生への道──心の森を育む』(NPO法人SPERA森里海・時代を拓く編、田中克・吉永郁生監修)を刊行した。
参考→アサリが棲めない海にノリ養殖の未来もない──『森里海連環による 有明海再生への道』
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今回の基調講演のメインは、「漁師が山に木を植える」で知られるNPO法人 森は海の恋人理事長・畠山重篤(はたけやましげあつ)氏。宮城県気仙沼市を本拠地とする「海は森の恋人」では、毎年6月第一日曜日に植樹祭を行い、近年は全国から1500人が集まるとのこと。
現在、畠山氏や上記の田中克氏(京都大学名誉教授)の原稿を中心とする『いのちのふるさと 海と生きる──森里海連環の世界を拓く』(仮題)の出版企画が進んでいる。来春には刊行できるだろう。それを機会に、これまで全く縁のなかった気仙沼市を訪ねてみたい、という気持ちが沸き起こってくる。何しろ──畠山氏のご専門は牡蠣・帆立の養殖、そして牡蠣は私の一番の好物、ときているし。
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今夕の西ノ堤池。
ツクツクボウシと秋の虫との競演会がまさに酣(たけなわ)だった。そして、赤蜻蛉がグループで。当たり前のように前(後ろもだったか…?)と左右にスイと移動できることの自由さ。
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●9月5日
いつもの事務所ビルから。
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●9月8日
夕空のつぶやきのような雲。
![■漁師が山に木を植える──畠山重篤講演、週替わりの夕暮れ[9/5・8・11]_d0190217_22125295.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201609/11/17/d0190217_22125295.jpg)