■「ささやかな夕暮れのために」宣言 |
そう、戦いは終わっていない。
最早、闘いではなく、生きるか死ぬかの戦い。

美しさと正しさが等しくあると
疑わないで居られるのは若さ故なんだ
椎名林檎は唄う(「青春の瞬き」)。
私も今年、「准高齢者」の仲間入り。
ならば、「美しさと正しさが等しくある」ことを、齢相応に疑いつつなお求めよう。

「青春」に触れたからとて、今更、膾炙(かいしゃ)され尽くした感のあるサミュエル・ウルマンの詩を持ち出したいのではない。
私が思い浮かべる言葉は、高校時代から変わらない。
「ぼくは二十歳だった。それがひとの一生でいちばん美しい年齢だなぞとだれにも言わせまい」(フランツ・ファノン)
美しさも正しさも、その真実を自分一人だけで決めることはできない。
だが、美しくあろう、正しくあろうと生きる個が居なければ、それらは死語となる。
[写真2点は12月27日、中央区舞鶴にて]
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