■日没を見て満月を見て──週替わりの夕暮れ[3/12] |
この国の哀しい近代史にありふれている光景として、全く命懸けでない政治屋共を抹殺しようとするセンチメンタルな逆上せ者(にわかテロリスト)が躍り出てくる前に、まだすべき努力があるのではないか。
![■日没を見て満月を見て──週替わりの夕暮れ[3/12]_d0190217_21581141.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201703/12/17/d0190217_21581141.jpg)
西ノ堤池では寒桜が満開。たまたま写してしまった壮年男性は、多分脳内のトラブルからだろう歩行が不自由で、杖を振り回し気味に突きつつ、左右の脚を蹴り上げるようにしてリハビリ行進中だ。
勿論近寄ると危ないのだが、この数年よく遭遇してはやや遠巻きに追い越しながら、自己の課題や目的だけを見ている人の迫力を感じてきた。そう、ともかくこの体で生きているのは自分だ、人のことなんぞ構ってられない──。
![■日没を見て満月を見て──週替わりの夕暮れ[3/12]_d0190217_21582656.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201703/12/17/d0190217_21582656.jpg)
![■日没を見て満月を見て──週替わりの夕暮れ[3/12]_d0190217_21584576.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201703/12/17/d0190217_21584576.jpg)
夕暮れの彩りを見納め、ふと逆方向を見上げて、オレンジ色の大きな月に気付く。はて……少し笠を被っているが、先程まで見ていた恒星と同じく真ん丸だ。今宵は満月。
何だか儲け物をしたような気分で、ウォーキングからの帰途に着く。
![■日没を見て満月を見て──週替わりの夕暮れ[3/12]_d0190217_2159166.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201703/12/17/d0190217_2159166.jpg)
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