このところ、こちらの得手勝手な思い入れ(擬人化)からか、虫の音が喜びの歌に聞こえる。朝晩、幾らか涼しくなったためだが、でもきっと、古来、「虫の息」と喩えられてきても、実際連中は相当しぶとい。それは、年間通してウォーキングを続けていて感じること。 片や、夏の思い出に駆け込もうとするツクツクボウシ。あの、誰もがせっかちだと認める人のさらにその上を行く、切実で切迫した鳴き声──。![■ツクツクボウシ、秋口の物思い──[週替わりの夕暮れ 9/3]_d0190217_21265149.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201709/03/17/d0190217_21265149.jpg)
![■ツクツクボウシ、秋口の物思い──[週替わりの夕暮れ 9/3]_d0190217_21271360.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201709/03/17/d0190217_21271360.jpg)
油山上空にピンク色の雲が。
もう残り短いと思えば、夏についても行かせたくない心持ちになる。
![■ツクツクボウシ、秋口の物思い──[週替わりの夕暮れ 9/3]_d0190217_21274187.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201709/03/17/d0190217_21274187.jpg)
その形状をしかと確かめたくなる夕雲。直線的に空を横切った形跡(澪)を残している雲は、大抵自衛隊機の足跡。
![■ツクツクボウシ、秋口の物思い──[週替わりの夕暮れ 9/3]_d0190217_21275449.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201709/03/17/d0190217_21275449.jpg)
言葉はいつも、概ね届かない。でも、いつまでも届かないままかどうかは、分からない。
所詮、言葉は「もののあはれ」を感じ、考え、伝える道具。それはきっと、凄いこと。
![■ツクツクボウシ、秋口の物思い──[週替わりの夕暮れ 9/3]_d0190217_21282629.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201709/03/17/d0190217_21282629.jpg)