●5日 この日(翌日も)、ヒマラヤの自然と人々の暮らしを捉えた写真集『ヒマラヤ巡礼──神々の座と秘境に生きる民』の本番印刷に立ち会った。 (印刷立ち会いについては、前にやや詳しく書いたことがある→写真集の印刷立ち会い) 帰り道、雲の異様な形と夕陽に染まった色合いに眼を奪われた。写真集の印刷立ち会いを仕事の一部としている人には共感してもらえると思うが、立ち会いを終えて印刷所を出た後──もう眼はショボショボとしている──、こうした雲の紅い色味やネオンの配色など、ともかく微細な色の違いが妙に気になる。もっとマゼンタ(赤インク)を盛り込んだらどうなるか……とか。
上記、大矢統士(つぐひと)写真集は年末27日に出来上がる予定。
信号待ちの車中から。 街灯や電柱・電線などが当然邪魔になるが、夕雲を背景にすると、これはこれで奇妙なオブジェに見えてくる。 ともあれ信号は青だ。前に進め、進め!
●6日 こちらは朝、都市高速道路から。 停まるわけにいかない場合でも、私は左手だけで鞄からカメラを取り出し、運転中に撮影することができる。別に威張ることでもないけれど。
印刷所の玄関前に咲いていた花。 後で調べると、どうやらヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)。 奇しくもヒマラヤ原産だって。写真集が売れそうな気がしてきた。
●10日 雨がやんでいたのでウォーキングに出発。2週間振り。 西ノ堤池を3周した時点からまたパラついてきた。ひどくなったので引き上げることに。 戻る途中、雨はやんだ。6時までは雨──全く予報通りだった。 近年、天気予報の確度が高まっていないか。
[12/12最終]