■残り少ない７月のための──週替わりの夕暮れ［7/26-29］

もう７月も残り少ない。

昨日は迷走台風のお蔭で歩くことはできなかったが、先週も幾つかの光景──「もののあはれ」──に遭遇した。

●26日

親密な気分に満ちた夕暮れ。

すぐさまに消えてしまう、世界との調和。

間違いなく何かが焦げている。

空か、俺の心か。

●27日（深夜）

床に就く前、見事な球形の月に見蕩れる。ふと、左下部にはっきりとしたオレンジ色の星が。初めて見る気がする。後で、今月31日に、２年２カ月ぶりに火星が地球に最接近する（約5760万kmまで）ことを知る。さて…その火星か。

●28日

日没間近の中洲付近。これから『ジュラシック・ワールド／炎の王国』を観覧に。先回りして余計な結論を言えば、今から観るなら『ミッション・インポッシブル／ローグ・ネイション』（私は観ていない）の方が良さそうだ。●29日長浜公園（福岡市中央区）の朝。芙蓉の花か。

夕空の意匠。

自分が去った後だって、間違いなくこんな雲の展開があるだろう──そう思えるような。