はや今年も3月中旬に入ってきたが、昨年のことで未だに悔やまれるのが、初年度登録(
1989年5月)からちょうど30年目の車検を迎えたスズキ・イントゥルーダー750について、ここで書く機会を逃してしまったこと。
まあ、そのうち31年目の話でも書けばいいか……と思っていたが、まさかそれが、急展開の別れ話になろうとは。
2週間程前、偶々立ち寄ったバイク・ショップで、ほとんど期待していないのに「アメリカン・バイクは置いてる?」と訊いたばかりに、ああ、これならイントゥルーダーから乗り換えてもいいかと思えるバイクに、31年目にして初めて出会ってしまった。
メーカーの試乗車として3000kmを走ってきた新中古車。「日本車のクルーザーならこれしか無いですよ!」とショップ・オーナーいち押し。
70%程は、もうイントゥルーダーを乗りつぶすか――という想いでいたのが、前のめりの挑戦意識にメタモルフォーゼしていった。
入れ替えた後のこの1週間は雨天続き、今晩も静かな雨。その一回り大きいバイクについては、もう少し乗り馴れてから書きたい。
ここでは、バイク・ショップの片隅に置いてきてしまった「あれ」――としか言いようがない。機械に名前を付ける趣味はないし、「我が愛車」と書く資格はもうない――の写真を掲げておきたい。
整然としたエンジン・フィン(実はこれ、水冷なので伊達)と磨き甲斐のあるメッキ部分。
通算走行距離:50,728km
ガソリン・タンクの仰角具合が絶妙。[過去の記事]
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