■説明はしないがヤジは飛ばすこの国の首相 |
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2019年 11月 18日
杉田 いまの政権のやり方は、一種のレスポンシビリティー〔行為責任〕を果たしたような格好をつけることで、ことごとくアカウンタビリティー〔説明責任〕を棚上げしている。「桜を見る会」も同じです。来年は中止という決定で責任をとったかのように見せかけて、公職選挙法違反などの疑いについては十分に説明していません。しかも、参加者名簿は破棄したなどとし、これまでの運用実態を隠そうとしている。
長谷部 レスポンシビリティーとアカウンタビリティーはそれぞれ独立した問題です。辞めたから、中止したから説明しなくていいということには当然なりません。官僚は本来、政治家の行動が合法かつ正当な枠内に収まるよう働くべきですが、親分─子分関係に縛られたのか、「桜を見る会」の文書の所在も開催の実態もはぐらかそうとしているように見えますね。 杉田 首相は説明はしませんが、ヤジは飛ばします。加計学園の獣医学部新設問題をめぐって出てきた文書は文科省が書いたのかと質問していた野党議員に対し、「あなたが作ったのでは」と自席から指をさして言った。質問者が文書を捏造した、あるいは出所不明の文書を使って質問をしているかのように印象づけようとしています。その翌々日にも、別の野党議員の質問中に「共産党」と、質問内容と関連しないヤジを飛ばした。国会を侮辱していると言わざるを得ません。 長谷部 自分の職責を理解していないのでは。憲法の条文に、国務大臣はいつでも国会に出席して発言することができるとある。政府の政策を説明するために国会に出ているのです。だから、閣僚のヤジは許されない。議員一般のヤジと一緒にしてはいけません。 杉田 メディアの報じ方を見ると、首相が答弁の中で相手を侮辱したのなら問題だが、しょせんヤジだからと軽く捉えている節がありますが、むしろ逆です。答弁する中で侮辱的な表現をする方が、後で謝罪し撤回しなければならないにせよ、まだマシです。質問にヤジで応じるというのは、自分が説明責任の当事者だということをわきまえていないことを示している。かなり深刻な事態です。 長谷部 国会審議は、眼の前の大臣や質問者だけを相手に議論するわけではない。その向こうには主権者たる国民がいます。国民の疑問を明らかにしているか、国民が納得する説明になっているかが問われます。もっとも、出発点は逃げ回らずに問題にまともに向き合うことです。「ぶら下がり」取材などでお茶を濁すのでなく、国会での本格的な審議が必要です。 今日の「朝日新聞」3面、杉田敦法政大学教授と長谷部恭男早稲田大学教授による「考×論」の一部を打ち込んだ。 まことに胸のすく対論だが、事態はもう「かなり深刻」という次元を超えているのではないか。 これほど国民を愚弄し、何が何でも──「まさに/恋々と」──権力の座に居坐り続けようとする安倍晋三とその取り巻き。 彼らが目論んでいることは明白──どさくさ紛れの「改憲」。 一タレントの薬物事件にかまけさせられている場合ではない。
by karansha
| 2019-11-18 11:59
| 編集長日記
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