■秋を果てなる我が身ならねど──大隈言道そして穴山健先生、さらに週替わりの夕暮れ |






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2020年 10月 11日
![]() ![]() ![]() 穴山先生は1933年、東京生まれ、父親の仕事の関係で福岡移住、九州大学大学院修士課程修了。 ![]() ![]() 初秋 昨日よりさらにも空の秋めきて 色かはり来し日影月影 三日月 初秋の梢を渡る風の上に 散るかと見ゆる三日月の影 杣月 立ち並ぶ杣山松を伐りしより 思ひもかけず出づる月かな 大路月 ただひとり夜更けてゆけば 行く月とわれとのものぞ 広き大路は すすき うち招くわざのみならで 花薄 否みざまにも振るたもとかな 萩 乱るればつくろひ変へて 萩の花 一夜にもとの錦なりけり 久留米柘植信厚七草園のうた 纏ひあひて 尾花くず花なでしこの花にも咲ける朝顔のはな 女郎花 をみなへし今や盛りになりぬらむ 枝さへ花の色になりきぬ 蝉 並みたてる庭の木ごとになく蝉も 枝がくれする秋のやまかぜ きりぎりす さしあへぬ衣ながらに秋更けて つづりとも言はぬきりぎりすかな 田家人来 田面よりわが門さして来る人の 近づかぬ間に誰と知らばや そほづ よく見れば門田のそほづ いつもいつもそなたに人のあるここちして なるこ 人なしと見ゆる山田の田廬より 思ひもかけず引く鳴子かな 市初雁 空せまく見ゆる市路は 見るたびに過ぎぬるあとの初雁のこゑ 山路牛 間なく散る木の葉被きて山路より出でくる牛のすごき夕ぐれ 山路 さをしかの遠ざかり行く影さへも 果てはなくなる山の細道 閑居松子落 目の前にひとつ落ちたる松の実の さらにも落ちず暮るる今日かな 山家 谷陰のここにかしこに片寄りて さびしかるべく見ゆる山ざと わが宿をここにもがなと みやこ人 言ひのみいひて住まぬやまざと 短日 なにをする暇もなしと 年ごとに日の短さを侘るころかな 九月尽 なにごとも限りと聞けば憂かりけり 秋を果てなる我が身ならねど ●今日のウォーキングにて(西ノ堤池) ![]()
by karansha
| 2020-10-11 22:47
| 編集長日記
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