●2月27日天神の信号待ちで、ふと見上げて眼に入った。木蓮か。花言葉は「自然への愛」、「持続性」──今の時代、大事な心掛けだ。白木蓮は「高潔な心」。国政と利権に群がる連中からはとっくに見失われた精神。![■「白い旗はあきらめた時にだけかざすの/今は真っ赤に 誘う闘牛士のように」──宇多田ヒカル詩、そして週替わりの夕暮れ[2/28]_d0190217_21160287.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202102/28/17/d0190217_21160287.jpg)
●2月28日これも桃か……。ウォーキング中の西ノ堤池(福岡市城南区)にて。
温度差鼻炎があるので、憂愁の秋、荒涼の冬が好きだが、春の路傍、叢の黄色い小さな花にもちょっと惹かれる。なかなかその気にならないけれど、久し振りにレンズを向けてみた。
残り香の如き雲が低く散って。見えている建物は、福岡市立城南市民センター、それに福岡大学関係か。
![■「白い旗はあきらめた時にだけかざすの/今は真っ赤に 誘う闘牛士のように」──宇多田ヒカル詩、そして週替わりの夕暮れ[2/28]_d0190217_21072469.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202102/28/17/d0190217_21072469.jpg)
二月尽の夕闇。
微かにコオロギが鳴き始めた。
COLORS
宇多田ヒカル
ミラーが映し出す幻を気にしながらいつの間にか速度上げてるのさ
どこへ行ってもいいと言われると半端な願望には標識も全部灰色だ
炎の揺らめき 今宵も夢を描くあなたの筆先 渇いていませんか
青い空が見えぬなら青い傘広げていいじゃないか キャンバスは君のもの
白い旗はあきらめた時にだけかざすの今は真っ赤に 誘う闘牛士のように
カラーも色褪せる蛍光灯の下白黒のチェスボードの上で君に出会った
僕らは一時 迷いながら寄り添ってあれから一カ月 憶えていますか
オレンジ色の夕日を隣で見てるだけで よかったのにな 口は災いの元黒い服は死者に祈る時にだけ着るのわざと真っ赤に残したルージュの痕
もう自分には夢の無い絵しか描けないと言うなら塗り潰してよ キャンバスを何度でも白い旗はあきらめた時にだけかざすの今の私はあなたの知らない色