●3月25日週末には花の盛りを過ぎているかも知れないと、出勤前に近所の公園をチラと覗く。
天神での信号待ちの合間に。花壇に色々な花が咲くようになった。![■「人が言葉を紡いだストーリーがないと物づくりは始められません」──俳優・國村準、そして週替わりの夕暮れ[3/28]_d0190217_21395823.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202103/28/17/d0190217_21395823.jpg)
寺の塀越しに。
ちょっと縁日の作り物めいているか。ゴージャスであり、チープにもなる、ピンク色の不思議。どのみち名前が口から出るはずもないが、あまり見掛けないタイプか。
●3月28日
午後から雨が上がったので、夕暮れウォーキングに。
枝垂れ桜の生き残りか。
西ノ堤池では、周回の度に眼の覚めるような色が嬉しい。こちらの桜は開花期間が長いし、年々領域が広がっているので楽しみだ。西ノ堤池での長老格の桜。
何とか今年も満開期に遭遇できた。
![■「人が言葉を紡いだストーリーがないと物づくりは始められません」──俳優・國村準、そして週替わりの夕暮れ[3/28]_d0190217_21505299.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202103/28/17/d0190217_21505299.jpg)
まだか細い声だがコオロギが鳴き始めた。
八重桜も既に斥候役が咲いている。
「本を通じて言葉や物語、違う価値観に接することで教養と想像力、コミュニケーション能力が養われる。それが大人のたしなみだと思うのです。」
映画に出演してから40年。
「物づくりの感覚が大好き。
原作や脚本は私にとって設計図。
人が言葉を紡いだストーリーがないと物づくりは始められません。」
(俳優・國村準「朝日新聞」3月25日「一語一会」)
本を通じて言葉や物語、違う価値観に接することで教養と想像力、コミュニケーション能力が養われる──至極、全うだ。
出版世界の片隅に生きている者として、いや、その前に、単なる本好きの一人だという自己認識を未だ手放していないのであれば、この全うな言説を、この今だからこそ何度も反芻したい。