■叔母とした約束の海、そして週替わりの夕暮れ[5/5・8] |
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2022年 05月 08日
昨年、高校同期会(ここ2年、全体会合は開催できていない)の文集に寄せた文を抜粋転載しておこう。 海路10分。 海は穏やかだった。 どのように取り計らったかはここでは書かないが、私は確かに約束──海=玄界灘での散骨──を果たし、眼の覚めるような色合いの能古島産ニューサマーを購って、直近の姪浜行きの便で引き上げた。 80年代後半、『見聞略記──幕末筑前浦商人の記録』という古文書校註本を手掛けた際(都合8年かかって刊行後、高い評価を受け、限定500部がすぐに完売した)、読み合わせ校正のため能古島に住む高田茂廣先生(筑前海事史研究家)宅に週に二度、半年程だったか通った時期もあるが、この島に渡って30分間しか居なかったのは初めてだ。 この島にはやはり、「片思い」が似合うのかも。 浮かんでいる雲が多い空は、周回ごとの変化が楽しい。 日没をしっかりと見届けることができた。
by karansha
| 2022-05-08 22:56
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