![■「黙っていた方がいいのだ/一つの言葉の中に/戦いを見ぬ位なら…」谷川俊太郎詩、そして週替わりの夕暮れ[5/25・28]_d0190217_22525355.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202305/28/17/d0190217_22525355.jpg)
●5月25日
咲いているのには気付いていたけれど、レンズを向けることを忘れていた我が家のヤマボウシの花。
雲が群がる夕刻。事務所の窓から。![■「黙っていた方がいいのだ/一つの言葉の中に/戦いを見ぬ位なら…」谷川俊太郎詩、そして週替わりの夕暮れ[5/25・28]_d0190217_22255326.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202305/28/17/d0190217_22255326.jpg)
●5月28日
陽射しが一段落したらウォーキングに。片江バス営業所裏。こういう場所の通例で周囲は殺風景だけど、その分空が広く見渡せる。電柱・電線がオブジェに見えてくる。![■「黙っていた方がいいのだ/一つの言葉の中に/戦いを見ぬ位なら…」谷川俊太郎詩、そして週替わりの夕暮れ[5/25・28]_d0190217_22264726.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202305/28/17/d0190217_22264726.jpg)
よその玄関先を覗いて回る。
![■「黙っていた方がいいのだ/一つの言葉の中に/戦いを見ぬ位なら…」谷川俊太郎詩、そして週替わりの夕暮れ[5/25・28]_d0190217_22263345.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202305/28/17/d0190217_22263345.jpg)
「紫陽花に夢の白さを笑われて」
昔作った、連歌の発句を思い出した。
当時は、中世史が専門の宗匠(先生)の指導で、葉書で句の遣り取り(付け合い)をしていた(風音〔ふういん〕と言う)のだが、ある時、一人で連歌を巻いてみようと思い立ったのだ。
付けた下の句は「メタモルフォーゼの刻を待ちわび」だったか。
![■「黙っていた方がいいのだ/一つの言葉の中に/戦いを見ぬ位なら…」谷川俊太郎詩、そして週替わりの夕暮れ[5/25・28]_d0190217_22271020.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202305/28/17/d0190217_22271020.jpg)
不審者と思われそうな、ぎりぎりの玄関先アングル。
![■「黙っていた方がいいのだ/一つの言葉の中に/戦いを見ぬ位なら…」谷川俊太郎詩、そして週替わりの夕暮れ[5/25・28]_d0190217_22272136.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202305/28/17/d0190217_22272136.jpg)
これは分かる、ドクダミだ。
学校の体育館の裏だとか、湿っぽい場所でよく見掛けた。
結構匂いも強い。
ウィキペディアに川端茅舎の句が。
どくだみや 真昼の闇に しろ十字
花言葉は「白い追憶」、「野生」だって。
花心部に「大」の字がしがみついているような……。
![■「黙っていた方がいいのだ/一つの言葉の中に/戦いを見ぬ位なら…」谷川俊太郎詩、そして週替わりの夕暮れ[5/25・28]_d0190217_22275909.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202305/28/17/d0190217_22275909.jpg)
池の端で母子が何かを追っている様子なので覗いてみると、一尺近くの亀が池の周囲を徘徊中。
![■「黙っていた方がいいのだ/一つの言葉の中に/戦いを見ぬ位なら…」谷川俊太郎詩、そして週替わりの夕暮れ[5/25・28]_d0190217_22281147.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202305/28/17/d0190217_22281147.jpg)
もし言葉が
谷川俊太郎 黙っていた方がいいのだ もし言葉が 一つの小石の沈黙を 忘れている位なら その沈黙の 友情と敵意とを 慣れた舌で ごたまぜにする位なら
黙っていた方がいいのだ 一つの言葉の中に 戦いを見ぬ位なら 祭りとそして 死を聞かぬ位なら
黙っていた方がいいのだ もし言葉が 言葉を超えたものに 自らを捧げぬ位なら 常により深い静けさのために 歌おうとせぬ位なら
![■「黙っていた方がいいのだ/一つの言葉の中に/戦いを見ぬ位なら…」谷川俊太郎詩、そして週替わりの夕暮れ[5/25・28]_d0190217_22282933.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202305/28/17/d0190217_22282933.jpg)
夕暮れのキャンバスに青墨で刷毛を振るったようだ。
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