●1月30日
みやこ町の棚田看山氏のお宅を訪ねる。
棚田さんは下枝董村(しもえだとうそん、1807-85年、現在の北九州市小倉南区合馬出身の書家)の作品蒐集でも知られる書家。
董村の代表作とされる対幅「龍威虎震」(虎は書では異体字が書かれているが、ここでは字体が出ない)。
相当に太いかずら筆で書かれている。
3時間半程お邪魔して帰途に着く。
犀川の夕暮れ。
●2月4日西ノ堤池へウォーキングに。薄日(うすれび/うすび)の下を行く。ピントが合っていないけど。薄日の中、多彩で淡彩な雲の表情。
(略)近年、民主主義の退潮は著しく、スウェーデンの調査機関「V-Dem」が昨年発表した「民主主義リポート」は、世界の民主主義のレベルが1986年まで後退し、特にアジアでは78年まで逆戻りしていると指摘した。 (略) 地殻変動は、想像以上に深刻だ。人権侵害や国際法・国連決議違反で批判される中国やロシア、イラン、北朝鮮の権威主義国が欧州や中東で連携を深める。元国連大使で国連事務総長特別顧問の高須幸雄氏は「強権国家には野党への圧迫、市民社会やメディア規制、司法の支配など政権維持のための『教本』があり、互いにまね、他国にも広めている」と見る。 高須氏は、我々は人権の尊重や法の支配など民主主義の原則を掲げ、これを相手に訴えるだけでなく、自ら範を示す必要があると説く。 (略) 民主主義に選挙は不可欠だが、ロシアなど、既存の権力を追認する形で形骸化した選挙も多く、選挙だけで民主主義が担保されるわけではない。 民主主義の塾度を測るには、公平・公正な選挙、三権分立はもとより、政権への健全な批判、政治の説明責任、市民の政治参加、報道の自由などが指標となる。低投票率や裏金問題での自民党の対応を見て、民主主義国として胸を張れるか、今の日本が問われていることでもある。 ──「正念場の民主主義 日本の塾度は」編集委員佐藤武嗣 (「朝日新聞」2月4日、「日曜に想う」)
万一──とも仮定したくないが── “トランプ大統領” の再登場におぞましくも際会した時、我々に米国民主主義の成熟度を嘲笑えるのか。
油山(左/597m)も静まり返っている。
この冬、一度だけほんの少し雪を被っている油山を見掛けたが、あれでもうおしまいなのだろうか。自宅から1時間半程で山頂に行き着く油山は、雪中登山では全く違う表情を見せてくれるのだが。 →やっぱり、雪の油山 [2012.2.19] →油山雪景色、週替わりの夕暮れ・台北編 [2016.1.24]