●4月1日
この夕べ、長い付き合いの友人二人との2軒目で、初めて福岡ビジネスセンター地下の「イナチカ」に行き、フレンチレストランに入る。「昼飲みができる」を謳う新しい集合飲食施設。写真を出したら怒られるかも知れないけれど(怒られたら削除しよう)、何にでも通じている友人Y氏が、店員女性を前にしてボトル・ワインの銘柄をどうするか思案中の図。
●4月7日
いつもの日曜朝の買い物帰り、その色鮮やかさに通過できなかった余所の庭先。
この花、何だ?
*後で調べると、どうやらこれはトキワマンサク。 ハタキのような花が特徴とのこと。
夕刻、桜満開下のウォーキングに。
近所の小公園にて。
ふと思い返せば、この西ノ堤池でのウォーキング歴は20年近くになるだろうか。一年に40回は間違いないとして、800回近く。日曜夕方に限りだが、一切の挨拶はしないけれど(誰かと知り合いたくてここに来ているのではない)、顔ぶれの移り変わりを踏まえて言えば、ここでは私が長老格だ。
ぼくは聞いた
パウル・ツェラン 飯吉光夫訳
ぼくは聞いた、水の中には 石と波紋があると、 そして水の上方には言葉があって、 それが石のまわりに波紋を描かせていると。
ぼくはぼくのポプラが水の中に降りて行くのを見た、 ポプラの手が水の奥をつかもうとするのを見た、 ポプラの根が空にむかって夜をねだっているのを見た。
ぼくはぼくのポプラのあとを追わなかった、 ぼくは地面からただ、あなたの目のかたちをした、 そしてあなたの気品もそなえたパンのかけらを拾っただけだ。 ぼくはあなたの首のまわりからお唱えのための鎖を外して、 いまパンのかけらがのせられたテーブルの縁を飾った。
それからあと二度と、ぼくはぼくのポプラを見なかった。