*このブログは、図書出版花乱社の[編集長日記]です。HPはこちらへ→http://karansha.com/
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2018年 04月 29日

■今更ながら「コミュ二ケーション」とは何か──週替わりの夕暮れ[4/29]

我が家のニューサマーも開花し始めた。
何百という蕾すべてが花開くだろうが、切磋琢磨か弱肉強食か、最後に実りの秋(とき)を迎えるのは(ここ数年のことで言えば)20個程度。
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夕刻、ウォーキングへ。
歩いている時は、文字通り由無し事が脳中を占める。
勿論、綺麗なものにはすぐに眼が行くけど。
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ふと、頭を過(よぎ)ったのが、一昨日の読書会。
テキストは、劇作家・平田オリザの『わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か』(講談社現代新書、2012年)。
結構、売れているらしい。
コミュニケーション──今更なようだけれど、的確な訳語がないように、意味内容は多義的で難しい。「伝達・交歓」ではまだ足りない──ということをめぐって、話題の取り方が幅広いし、目配りも利いていて、現場でのワークショップなどを経た上でかなり整理されたものだろうことは分かる。
演劇を利用した教育関係のワークショップ方法論では既に権威的な存在らしい。
だが、それだけにどこか公式的で、お説教臭く感じる面もあった。
「わかりえないこと」を梃子に、コミュニケーションを考える──。
そうしたテーマでエッセイを書こうという人は、予め自分ではその方法論(結末)を分かっている。
そういう文章だと感じる。
全ての台詞を(勿論ストーリーも)決めてしまう劇作家なら当然のことかも知れないが……文章(そして人間)というものは、もっと謎めいていて、手探りでしか近づけないものではないだろうか。
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テキストをめぐる議論の中で、社員研修や啓発を仕事にしているメンバーが、
「これまでたくさんの新入社員を見てきて、コミュニケーション能力の差ということで言えば、それまでの読書量が物を言うように思う。
それでも、最終的には現場での経験が大きく、いずれは読書量の差はなくなっていくようにも感じる」
といった趣旨のことを語った。
さて、読書量とコミュニケーション能力。
私は(本は作っていても)本を読んでいるか──。
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今日の「雲行き」は、幾らか動きがあって少し面白い。
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風に靡いている様を撮りたかったんだけど……。
コオロギの声がだいぶ大きくなってきた。
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後で調べると、ツルニチニチソウ……かな。
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先週22日の続きのようでいて、やはり違う夕暮れ。
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by karansha | 2018-04-29 21:46 | 編集長日記
2018年 04月 22日

■ターナーの絵のような…──週替わりの夕暮れ[4/21-22]

●21日
既に売却され、新オーナーから退去を要請されている事務所入居ビルの5階から。
いつまでも同じ風景は見られない。
いつも同じ夕暮れというのもない。
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●22日
いつもの西ノ堤池へ。
ほとんど無意識に、デージー3点を撮っていた。
お馴染み中の筆頭の花だが、群がって咲いているとやはり目を惹かれる。
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多分、この前写したのと同じ番(つがい)。
この適度な距離が好ましい。
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これまた通常ほとんど気にしていない花だが、ただ一群(ひとむら)だけがとびきりの鮮やかさだった。
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実に涼やかな春の宵。
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これ、桜の樹。
昔懐かしい言い方をすれば──遅れて来た青年。
(あの受験期、反逆的な大江健三郎、そしてレッド・ツェッペリンが大好きだった。「胸いっぱいの愛を」)
でも、誰にだって華の刻がある。
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ターナーの絵で見たような……。
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by karansha | 2018-04-22 22:07 | 編集長日記
2018年 04月 15日

■ともに死ぬのも喜び…か──週替わりの夕暮れ[4/15]

●4月12日
このところ気になっていた、我が家のドウダンツツジとブルーベリー。
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いずれもピントが合っていないけれど、釣鐘状の白い花がやはり似ている。
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●4月15日
よその家の花は華麗に見える。
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ウォーキング途中。
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そして、西ノ堤池。

 ともに   谷川俊太郎

ともに生きるのが喜びだから
ともに老いるのも喜びだ
ともに老いるのが喜びなら
ともに死ぬのも喜びだろう
その幸運に恵まれぬかもしれないという不安に
夜ごと責めさいなまれながらも
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by karansha | 2018-04-15 23:54 | 編集長日記
2018年 04月 08日

■世代交替、主役交替──週替わりの夕暮れ[4/6-8]

●4月6日 
白い桜、ピンクの桜──落花して交錯する花びらたち。
長浜公園(福岡市中央区)。
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●4月7日
嘉麻市からの帰り道、篠栗辺りだったか。
赤信号での停止が有難い。
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こういう雲の浮かび方が、夕暮れにとっては好ましい。
風景に無駄なものは無い。
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●4月8日
西ノ堤池へ。
昼間と夜とが入れ替わる頃。
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赤い若葉は何の遠慮もない。
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先週、桜が満開を迎えたかと思えば、今日はもう八重桜が。
このぼってり感が善し悪し、かな。
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染井吉野なんぞより色合いは遙かにいい。
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大きな夕陽が沈む。
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[4/11最終]











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by karansha | 2018-04-08 21:25 | 編集長日記
2018年 04月 08日

■植木好正さんの作品展へ──「あの世からのサイン」とは?

 土曜の午後、植木好正さんの作品展に。
 静かな田園地域の低い丘の上に嘉麻市立織田廣喜美術館はあった。
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 作品展直前に直枝さんが急逝されたので、展示内容を変更して、大きな展示会場を「ザンビア展/似顔絵展/直ちゃん関連追悼コーナー」の3ブロックに分けたとのこと。
 似顔絵展会場。左手に立っているのが植木さん。
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 植木さんが「似顔絵1万人」を達成したのは、確か昨年の内ではなかったか。
 その後、引き続き3万人を目指しているとか(当日時点で、1万1千人台だった)。
 ここでは、一枚を10分程度で描き上げている。
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 「直ちゃん関連追悼コーナー」にて。

●直枝像(キミ子方式による)2015
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●鯨の夢 2011
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 元々、好正さんと直枝さんとは、4人の子連れ同士の再婚。
 会場内に置かれた写真アルバムには「植木ファミリー集合」と記された一枚も。
 ん? たまたま不在だったのか、写真中に貼り込まれた人物写真もあるようだ。家族への愛が感じられる。
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 ザンビア展会場。
 やはり気持ちの入れ方が違うのか、それとも描きやすいのか、日本人の似顔絵よりリアルな感じがする。
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 えっ、これも植木さんの絵? ちょっと、どこか……。
 傍のタイトル・カードには「ザンビアのアーティスト」とある。
 ご本人に聞くと、「ザンビアのアーティストの作品」だと。
 真に紛らわしいが、このテキトーさが植木さんらしい。
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 身振り手振りで会話しながら。
 きっと、どこの国に行ってもこの調子なんだろうね。
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 美術館の休憩室より。
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 一昨日の記事(→植木さんは何しにザンビアへ?)で、直枝さんが亡くなる直前に、二人で「あの世からのサインも決めた」との話を書いた。
 そのことを伺うと、
 ──僕が朝、「般若心経」を唱える時ね、直ちゃんがすぐ傍に居る場合は、仏壇左側の蠟燭の炎を燃え立たせたり揺らしたりする、というがサイン。
 亡くなって2週間、現にそういうことはあったけれど、ここ数日は「直ちゃん、お父さん・お母さんの傍に行ってしまったようで……」と植木さん。

















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by karansha | 2018-04-08 11:34 | 編集長日記
2018年 04月 06日

■植木さんは何しにザンビアへ?──植木好正さんの作品展始まる

 今日から、嘉麻市立織田廣喜美術館にて植木好正さんの作品展が開かれる(15日まで)。
 パンフレットに「植木さんは何しにザンビアへ?」と。──それはまさに私の問いでもある。
 数年前からPCの基本OSのバージョンが置いてきぼりになってしまい、フェイスブックのチェックすら結構厄介でほとんど開くことがなかったので、昨年、植木さんがアフリカのザンビアへ行かれたことも知らなかった。
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 裏面に書かれている植木さんの回答(植木節)が愉しい。

ぼくは何しにザンビアへ行ったのか
大きな声では言えませんが、実は人生は暇つぶしなのです。
ならば良い暇つぶしが大切。
似顔絵は描いた人に喜んでもらえるし、束の間、ぼくも緊張します。
後は何やら寂しい気もするけど、もう一つのキーワードは「縁(えにし」。
世界中の70億の人の中からたったの3万人。
この方々は縁が深い大切な人たちなのです。
「似顔絵を描き続ければ寂しさの 果てなむ国ぞ 今日も旅いく」
彼の牧水のようにぼくもフラフラ旅を続けるのです。
でザンビアでは新しい縁と愛しい人との出会いはあったのでしょうか?
それは織田廣喜美術館でお答えしましょう。      植木好正
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 さらに、勿論この作品展の企画後のこと、ほんの10日前に奥さんの直枝さんが亡くなられたことも、フェイスブックで知った。
 そこに出ていた植木さんの挨拶文(記事)を勝手に転載させていただく。

●3月30日
直ちゃん。
3月26日の夜7時45分、安らかに旅立ちました。66歳でした。
入院前の2日間ずっと物語しました。死を覚悟して今後の事をはなしあいました。
あなたとは三度巡りあえているのだからまた会える、8人の子供は皆自立して幸せでなんの悩みもない、よしまっちゃんが傍にいてくれるから安心していける。
来世を信じていたので痛みさえなければと苦しみにもたじろぎませんでした。
シーユーアゲイン・また会いましょうよと言いました。
すべてを準備して逝きました。
大好きな直ちゃんに逝かれて���〔文字化け不明〕ヘナチョコな僕はどうしていいかわかりません。
でもあの潔さに救われます。あの世からのサインもきめました。
個展は突き進んで成功させてと遺言されたのでそこまでは何とか引っ張って、あとは分からない。
大好きな直ちゃん、またあおうね、合掌。みんなありがとね。

4月4日
いよいよ明日は飾り付けです。悲しんでばかりいてはおられません、立ち上がらなければ。
直ちゃんと二人の最後の展覧会になるのでみんなに喜んでもらわないと……。
個展のときはいつも一緒だったね。
24年間楽しんだのだから良しとしないとね。
「涙を拭いて、背なかをシャンと伸ばしてただの鼻たらしのジイサンになったらだめじゃないの」
直ちゃんの声が聴こえます。
ロウソクの🔥が心なしか大きくなりました。
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●2011年8月12日、新天町「ギャラリーおいし」での二人

あの世からのサインって、どんなのだ?
よし、明日、作品展会場で聞こう。


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似顔絵描き1万人チャレンジの植木好正氏、そして花乱社5年目に入る[2014/10/1]
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by karansha | 2018-04-06 11:02 | 編集長日記